市内で七夕商戦真っ盛り
update 2010/6/25 13:24
7月7日の七夕を前に、函館市内の商店や大型スーパーでは、祭りを彩る飾りや菓子、浴衣などの商戦が始まった。道南地域では子どもたちが家々を回ってお菓子をもらう風習があり、スーパーでは特設売り場を設けるなどして対応。天の川を隔てた織姫と彦星の“出会いの1日”を盛り上げる。
函館市古川町63のヤマキチ佐藤商店(佐藤吉樹店長)は18日から、吹き流しの七夕飾りを店先に並べている。国道278号沿いで、きらきら光って涼しげに揺らぐ姿がドライバーや住民の目を楽しませている。
値段は150円―2800円で、すでに10個以上売れているという。佐藤店長(66)は「潮風に揺れてきれいでしょ」と紹介し、「七夕はもちろん、ここ地元では神社の祭典で使う家庭が多い。神社のお祭りが早い、恵山や戸井から買いに来る人が多い」という。
ダイエー上磯店(北斗市七重浜4)では6月上旬から、子ども用浴衣の品ぞろえを充実させている。人気は6800円前後のへこ帯がついた2点セット。今年のトレンドとして、上下別々で丈が短いセパレート浴衣に、ハートやラメが入ったおしゃれなへこ帯スタイルを提案する。同店では「これからの時期は浴衣スタイルがお薦め。豊富な展開からお好きなコーディネートを」と話している。
一方、イトーヨーカドー函館店(美原1)は21日から、毎年変わらぬ人気のスナック菓子(小袋セット)の販売を開始した。今年は地下入り口通路前面に特設コーナーを設置し、40―50種類の菓子を並べる予定という。同店は「全部で1000円前後の商品が好評。子どもに人気の駄菓子バリエーションを増やした」と話す。
同海洋気象台によると、過去5年間の函館地方の七夕の天候は、曇りと雨が多かった。快晴だったのは2007年で、この年は翌朝にかけて一時、薄曇りの好天だったという。今年の天の川は、子どもたちの頭上に輝くか―
提供 - 函館新聞社
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