エコの取り組み、函館を先進地に 「エコハ」が図書出版
update 2010/6/24 12:59
環境問題について知識を深めながら、地域活性化プロジェクトを展開する函館のコミュニティーメディア「エコハ」はこのほど、最先端の環境問題への取り組みを解説した書籍「環境ビジネスの新展開―理論と実践」(エコハ出版、A5判、196ページ)を発行した。編集者で、公立はこだて未来大の鈴木克也教授は、「この本を通じて、函館地区でのエコロジー活動が盛り上がってくれることを期待したい」と話している。
2008年に発足したエコハは、インターネットとフリーペーパーを通じてエコロジー活動を支援する市民メディア。「環境ビジネス」を主要テーマに多彩なゲストを招く「エコハ大学」や、植樹、フォーラムなど市民参加型イベントなどを通じて、幅広い活動を繰り広げている。
書籍の発行は今回が初めて。鈴木教授を編集人に同大にかかわりの深い10人が風力発電や太陽光発電、燃料電池、エコカーなど最先端のエコロジー技術を分かりやすく解説している。また後半には函館地域における市民や企業による環境活動の様子が、多くの写真や資料などを使って紹介されている。
鈴木教授は「今後も定期的に書籍の発行を続けて活動内容を周知したい。また、今話題のiPad(アイパッド)でも地域の環境活動を閲覧できるように、データベース化も進めている。エコロジーと最新のIT技術を組み合わせた初の試みによって、函館が全国的な注目を集めれば、地域活性化への道も開けるはず」とさらなる夢を語る。
同書は1冊2000円で500部発行。希望者はエコハ出版代表の高谷さん(TEL0138・47・7474)まで。
提供 - 函館新聞社
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