函教大文芸同人誌「青い花」20号発行
update 2010/6/21 20:27
道教育大函館校の1990年度国語科卒業生が中心となって年1回発行している文芸同人誌「青い花」の第20集記念号が発行された。卒業記念に創刊されてから20冊目となり、同人は一般も含め全国70人に増えた。編集長を務める上磯中教諭の宮川高宏さん(42)は「一般同人が増え、古くからの同人の刺激になる。もう少し外に開かれたものにしていきたい」と気持ちを新たにしている。
「青い花」は国語科の近代文学研究室の学生9人が中心となって卒業記念に発行。多くが教員となって全国各地に散らばったが絆(きずな)は強く、卒業後も集まる機会は絶えず2冊目を製作することに。それから他の科の同期生や先輩、後輩も参加するようになって毎年、1冊の発行を続けてきた。
2001年にはホームページも立ち上げ、インターネットを通じて一般の同人も参加し、宮崎県から稚内市まで全国から集まるようになった。寄稿者がワープロ打ちした原稿を送付していた時代に比べ、インターネットが普及してからは格段に編集作業もスピードアップ。宮川さんを含む3人が中心となって編集作業にあたっている。作品はエッセーや詩、俳句、小説などジャンルはさまざま。制限なく自由に表現できるのが特徴で、毎年20人前後が作品を寄せている。
第20集記念号は、20年の歩みを振り返る宮川さんの総括文、これまで発行された19冊分の内容紹介など。同人の70人から一人一言もらい、編集スタッフの励みにもなったという。
卒業生にとって「青い花」は、大学時代のあの日≠ノ帰れるよりどころ。宮川さんは「20年たっても連絡が取れ、顔を合わせなくても年1回会っているような感じがする。仲間と一緒に年を重ねていけるのがうれしい。30、40年に向けてこれからも続けていきたい」と話している。
B5判。80部発行。問い合わせは宮川さんTEL0138・77・9648へ。
提供 - 函館新聞社
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