原発「関心ある」67%
update 2010/6/21 20:26
函館の環境を考える会(山本正子会長、会員30人)はこのほど、2009年度のアンケート活動の結果報告書「ごみ減量・リサイクル推進アンケートPART[」をまとめた。今回初めて、エネルギー問題の一環として原子力発電所についての関心などを問い、「原発に関心があるか」の設問に対しては67%が「ある」と答えた。
毎年実施しており、今回が8回目となる。調査は昨年11月からことし2月にかけて行い、一般市民160人から回答を得た。報告書は会員らに配布した。
回答者は20―80代の幅広い年齢層にまたがり、うち40―60代が大半を占めた。年齢や性別以外の質問は11項目。「環境問題に興味があるか」には、84%が「ある」と回答。「ない」は1%だった。
「環境問題についてどう思うか」に対しては、「心配している」が81%で、「心配していない」は3%、「どちらともいえない」は16%。このほか、省エネルギー型の家電を購入しているのは50%、ハイブリッドカー(エコカー)については99%が認知していた。
原発に関心が「ある」としたのは67%、「ない」は7%。原発に不安が「ある」は66%で、「ない」は8%だった。「今後必要と思うか」に対しては、最も多い48%が「どちらともいえない」と回答。次いで「思う」は38%、「思わない」は14%だった。
結果について山本会長は「原発が即“必要”とはとらえられていないが、今後のエネルギー源として意識されていることがわかった」とし、今後は「こまめに家庭の電気を消すなど、できることから省エネへの取り組みを呼びかけたい」と話している。
提供 - 函館新聞社
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