函館競馬場熱く 待望の新装オープン
update 2010/6/20 12:06
函館に競馬が帰ってきた―。日本中央競馬会(JRA)函館競馬場は19日、新装オープンし、大勢のファンが2年ぶりの夏競馬を満喫した。「函館競馬場グランドオープン記念」を含む12レースが実施され、熱気あふれる場内にファンの歓声がこだました。
午前8時35分に木下勇二同競馬場長、「CLUB KEIBA」のJRAナビゲーター大泉洋さんらがテープカットし、新たな門出を祝った。開場と同時に、人々はなだれ込むように場内へ。木々をモチーフにした解放感あふれる場内を目で楽しみながら、競馬新聞を片手にレースの予想を練っていた。
全面ガラス張りのパドックシートから外に出ると、パドック上の出走を控えた馬の迫力ある肢体が目の前に。多くのファンが身を乗り出して見つめていた。スタンド席、芝生席は家族連れ、カップルで埋まり、レースが始まると、ファンのボルテージは最高潮に。地鳴りのような響きの中を馬たちが駆け抜けていった。
東京から夫婦で訪れた会社員、駒野茂さん(48)は「去年、函館に来たときは工事中だったので、中を見ることができて、うれしい」と笑顔。函館市内の男性会社員(51)も「早く馬券を当てて、ビールが飲みたい」と汗をぬぐいながら話していた。場内では大泉洋さんのトークライブも行われ、観客を大いに盛り上げていた。
同競馬場は、2008年7月31日に工事に着工。2010年5月31日に完成した。5階建てで、高さ26.93メートル、総収容人員は3万人となり、投票窓口は、173窓と旧競馬場よりも規模を拡大した。総工費は120億円。競馬場関係者は「グランドオープン初日に約1万2000人の方に来場していただいた。夏競馬はこれからが本番。楽しんでほしい」と話していた。
提供 - 函館新聞社
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