好天続き生育回復傾向に…道南農作物
update 2010/6/19 09:58
渡島総合振興局(函館市美原)と桧山振興局(江差町陣屋町)は18日、15日現在の渡島・桧山管内の農作物生育状況と農作業状況を発表した。6月の好天で春先の天候不順による生育遅れは、おおむね回復傾向。農作業も遅れを取り戻しつつあるという。
農業改良普及センターの調査を基に、管内を平均的に分析。前回4日発表(1日現在)では、5月中旬の周期的な降雨と低温で生育・作業ともにやや遅れが出ていた。
水稲は渡島・桧山ともに平年並み。茎が分かれ、成長の進み具合を伝える「分げつ」は1日の遅れ。品質に問題はない。
ジャガイモは渡島で2日、桧山の露地は植え付け作業のずれ込みで5日の生育遅れ。ビートは渡島が2日遅れ、桧山は平年並みだった。
渡島のリンゴ(つがる)は5日の遅れ。家畜用トウモロコシは渡島で2日、桧山で4日の遅れだが、生育は回復に向かっている。
桧山の大豆は、種まきのずれ込みで、出芽が4日の遅れ。秋まき小麦(桧山)も4日の遅れだが、前回よりも3日分、生育を取り戻した。
両振興局の担当者は「天候の回復がそのまま、農作物の生育、作業のばん回へつながった。今後1カ月の天気も比較的いい予報だが、農業改良普及センターの情報に十分注意を払って、作業をしてもらいたい」としている。改行 発表内容は、両振興局のホームページで紹介している。次回発表は、7月5日(同月1日現在)の予定。
提供 - 函館新聞社
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