伝統の突き漁 ホッキ次々に
update 2010/6/18 10:15
【北斗】北斗市沿岸のホッキ漁が17日、解禁となり、小型の磯舟に乗り込んだ漁業者が伝統的な「突き漁」で海底の砂地にひそむホッキを水揚げした。
ホッキ漁は例年、産卵期の4、5月が禁漁期間。その年の抱卵状況から漁の開始時期が判断される。
漁場は同市七重浜から富川までの沿岸約12`。この日は上磯群漁協所属の36隻が出漁した。波がやや荒かったが、漁業者は約5bの矛(ほこ)の先に4本のヤスを付けた専用の漁具を海底に入れて、貝を一つずつ採取していた。
初日は約900`を水揚げし、「初日としてはまずまずの出来」と同漁協。主に同市内や函館市など近隣のスーパーや鮮魚店で販売される。
漁期は来年3月いっぱいまでで、資源保護のため出漁時間は午前8時半から同11時までとなっている。
本年度は900dの水揚げを見込んでいる。
提供 - 函館新聞社
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