10日開通予定の八雲IC―落部IC間で事故対策訓練
update 2009/9/30 13:38
【八雲】10月10日開通予定の道央自動車道、八雲IC(八雲町立岩)―落部IC(同東野)間(16・0キロ)で29日、2009年度北海道高速自動車国道事故等対策訓練が実施された。普通車による多重衝突事故を想定し、事故車両のガラスを割って負傷者を運び出したり、ヘリコプターによって搬送を行うなど緊張感の高い訓練が繰り広げられた。
この訓練は道、道警、東日本高速道路北海道支社、高速自動車北海道消防連絡協議会の共催で、主に開通前の高速道路を利用して行われている。今回は八雲ICから函館方面約5キロの地点で普通乗用車6台による多重衝突事故が発生。負傷者を閉じ込めた車両が、燃料の流出により炎上の危険にさらされる状況が設定された。
現場には連絡を受けた地元の八雲町消防本部の消防車や救急車が到着。さらに近隣の森町と長万部町の消防本部に応援を要請し、連携しながら負傷者の救出を図った。また、重傷者を搬送するためのヘリコプターも出動。ケーブルを使って隊員が降下する様子を、参加者は息を飲んで見守っていた。
訓練終了後、八雲町消防本部の板木圭司消防長は「地元にとって待望の落部IC開通を前に各機関が連携して訓練を行うことができたのは意義深い」と講評を述べた。
八雲IC―落部IC間は10月10日午後3時の開通を予定。同時に、八雲ICから函館方向約6キロの地点に設置された道立噴火湾パノラマパークの駐車場と直結する八雲PA(パーキングエリア)の供用も開始となる。
提供 - 函館新聞社
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