森・赤井川小が休校 児童数減、来春から
update 2010/6/15 15:36
【森】森町教育委員会は、赤井川小学校(三上裕子校長、児童8人)を来年4月1日から休校する方針を固めた。児童数の減少が著しく、増加する見通しが立たないと判断したためで、再開のめどは立っていない。卒業する6年生2人を除く在校生6人は休校後、駒ケ岳小学校(児童18人)に転入する。町内の小学校休校は2003年4月の石谷小学校に続き2校目となる。
赤井川小は現在、6年生2人のほか、5年生1人、4年生3人、1年生2人で、2、3年生はいない。
来年度と2012年度は、新1年生が1―2人入学し、児童数は7人を維持するが、現4年生が卒業する13年度は新1年生の入学予定はなく児童数が2世帯4人となることから、町教委は休校を提案。昨年9月から保護者や町内会と懇談を重ね、理解を求めてきた。保護者や町内会は町教委の提案におおむね了承している。
磯辺吉隆教育長は「(児童数が4人になる前に)保護者の不安を解消し、児童の教育環境を整える必要があると判断した。それぞれ思いはあると思うが、地域ぐるみの協力をお願いしたい」と話す。
三上校長は「休校は残念。子どもたちが安心して駒ケ岳小へ通学できるよう学校運営を進めたい」としている。
同校の卒業生で、過去にPTA会長を務めた赤井川町内会の伊藤秀信会長(67)は「休校はさびしいが、今後の児童の見通しを考えると存続状態にない」と肩を落とし、町に対し「若い人たちの定住促進など、対策を講じてほしい」と求めた。
赤井川小は1947年、駒ケ岳小の分校として開校、52年に独立し現校名に改称し今年で創立丸63年を迎えた。
提供 - 函館新聞社
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