開学10年さらなる一歩を 未来大で記念式典
update 2010/6/13 10:40
公立はこだて未来大(中島秀之学長)の開学10周年記念式典が12日、函館市亀田中野町の同大体育館で開かれた。地元自治体の首長や議員、道内外の大学などの教育関係者ら約300人が出席し、創立10年の節目を祝った。
中島学長は式辞で「開学10年で大学としての第一歩は確実に踏み出せた。常に未来に視点を置き、次の10年に備える活動を展開したい」と述べた。構想が浮上する医学部新設については「ITと医療は関係が深く、今後ますます連携が必要。学部創設で世界に類のないユニークな大学になるはず」と歓迎した。
来賓の公立大学協会の矢田俊文会長は「未来大の教育理念は日本の大学ランキングでも高い評価を得ている」とし、西尾正範函館市長は「函館の将来にとってキーになる大学。医学部創設は医師不足の道南にふさわしく、地域振興にとっても極めて高い可能性がある」と祝辞を述べた。
式典では同大の後援会や同窓会の寄付団体に中島学長から感謝状が贈られ、式典後には記念講演や祝賀会も行われた。
同大は2000年4月に函館、北斗両市、七飯町の2市1町で構成する函館圏公立大学広域連合が設置して開学。03年には大学院、04年には産学官連携の窓口となる「共同研究センター」を設置。昨年度までの卒業生は計1539人に上る。システム情報科学部の単科大学で、本年度から複雑系科学科を「複雑系知能学科」に変更し、2学科5コースに学科を再編した。
提供 - 函館新聞社
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