電動自転車貸し出しへ あすから市内で初
update 2010/6/10 10:16
函館市や函館商工会議所などでつくる北海道新幹線新函館開業対策推進機構は11日から、JR函館駅前や西部地区で電動アシスト自転車を貸し出す新事業を始める。初年度は計8台を用意し、地域の観光振興や交通インフラの充実を目指す。同機構によると、電動自転車のレンタルは市内では初めて。
坂の多い函館の新たな移動手段として観光客らに役立ててもらおうと、新幹線開業効果を高める「アクションプラン(行動計画)」の一環で企画。同機構がリースした電動自転車をロワジールホテル函館(若松町14)と地域交流まちづくりセンター(末広町4)に4台ずつ配備する。
事業名は函館サイクリングの略称で「はこりん♪」。電動自転車は27インチのシティーサイクル型で、充電式のモーターで最大20キロ程度走行できる。3段の変速機や前かごも付いている。利用できるのは中学生(適用身長145センチ)以上で、貸出場所以外への返却はできない。
貸し出しは11月7日まで。初年度の料金は4時間まで800円、一日で1200円。貸出時間は午前9時半から午後6時まで。同機構は「狭い路地や坂道など車で行きにくい場所を巡り、函館の新たな魅力を探してほしい」とPRしている。
9日には市内の観光関係者向けの体験試乗会もあり、JTB函館支店の福山道弘営業課長(46)は「後ろから背中を押してもらうような感覚で、急な上り坂でも楽に走れた。普段は気付かない景色も見られ、点在した名所を巡るのには最適」と太鼓判を押していた。申し込み時には身分証の提示が必要。予約、問い合わせはロワジールホテル函館TEL0138・22・0111、市地域交流まちづくりセンター同22・9700。
提供 - 函館新聞社
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