道南の新型インフル患者増加…函館「注意報」近づく
update 2009/9/29 11:53
保健所が調査するインフルエンザの定点報告数の第38週(14―20日)の調査で、道南では函館と渡島、八雲の3保健所管内でいずれも数値が前週より上昇した。函館では1定点当たり7・36と大きく上がり、注意報レベル(10・00)に近づいた。全道では札幌や江別が既に注意報レベルを超えており、道内の流行度は加速している。
国立感染症研究所(東京)は「最近の発生のほとんどが新型インフルエンザ」と推定している。第38週の道南の定点報告数は、函館は第37週(7―13日)から6・27上昇。渡島管内は同3・43上がった4・57で、八雲管内は同1・33上がり2・33となった。江差保健所管内だけは2週連続で0・00を維持した。
患者の年代は、函館は1歳と3歳から19歳、30代で、若年層に大きく偏っている。渡島管内では7―19歳、30、40代。八雲管内は1、2、6歳と30、40、70代で、高齢者のもいる。
全国の第38週報告数も前週より上がり4・95。道内は8・21で、都道府県別では前回より2つ順位が上がり4番目となった。市立函館保健所は「かなりまん延している状態」と分析し、引き続きうがいや手洗いなど個別の予防策徹底を呼び掛けている。
提供 - 函館新聞社
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