座礁船やっと離礁 事故から39日、作業終了
update 2010/6/8 10:23
函館山裏の大鼻岬付近で4月29日未明から座礁していた「北海道海運」(函館市浅野町)所有の貨物船「りゅうえい」(697トン)の離礁作業が7日、事故から39日ぶりに終了した。同日午前10時ごろから岩場からの引き下ろし作業を開始。サルベージ会社のタグボートを最大3隻使用して、同日午後1時ごろに離礁に成功した。同船は同3時ごろ、函館港万代ふ頭に着岸した。
函館海上保安部は同日、巡視艇ゆきぐもで作業の警戒監視を行った。座礁船は離礁時に船底の一部が損壊したとみられ、機関室が浸水しているが、沈没の恐れはないという。
同船は4月29日未明、船首が岩場に乗り上げて座礁。船体から燃料の抜き取りや積み荷を下ろす作業、船体の気密化などを継続していたが、海上しけの影響で、作業が長期化していた。同海保は今後、船体を調べるともに、引き続き関係者から事情を聴き、詳しい事故原因を調べている。
提供 - 函館新聞社
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