豊川ふ頭でツチクジラ初水揚げ

update 2010/6/6 14:38

 渡島・桧山管内の日本海を操業海域とするツチクジラ漁は5日、本年度1頭目を捕獲し同日、函館市豊川町の豊川ふ頭に水揚げされた。ツチクジラとしては今年全国初の捕獲となる。性別は雌で体長約10メートル、重さ約9トンと平均的な大きさだった。処理場で解体するクジラ肉は7日朝のセリにかけられ、市内や近郊の鮮魚店などで販売される。

 国際捕鯨委員会(IWC)の管理対象外となるツチクジラ漁は、農林水産省許可による商業捕鯨として函館では1999年度から捕獲枠8頭で開始。2005年度から10頭の捕獲が認められた。

 操業したのは和歌山県太地町漁協の捕鯨船正和丸(15.2トン)。本年度は5月25日に解禁され、1日から初出漁していた。函館の操業は30日までで、10頭を捕獲した時点で終了する。

 この日は午前3時10分に松前港を出港した。乗組員によると、同5時ごろに江良沖約18キロでツチクジラ6頭の群れを発見し、同8時半ごろにモリを打ち、同11時半ごろに捕獲した。同船は午後5時50分ごろに函館港に入港。今年は水温が低いため、頭数は少なめという。同ふ頭に接岸後、ツチクジラはクレーンでトレーラーに積まれ、市内の処理場に運び込まれた。

提供 - 函館新聞社




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