障害者も健常者も同じ作品楽しむ 道ユニバーサル上映映画祭開幕
update 2009/9/5 18:08
【北斗】「第4回道ユニバーサル上映映画祭」(実行委主催)が4日、北斗市中野通の市総合文化センターで開幕した。初日はライブと「旭山動物園物語」(2009年)の上映が行われ、来場した家族連れや障害者ら約70人が音楽や映画を満喫した。
オープニングで行われたHAM(函館芸術会議)の「ディ・セラ ユニバーサルライブ」では、m〇ka(モカ)さんやりぼんらの演奏をミュージックサイン「わたげ」のメンバーが身振り手振りで表現。6月から全国踏破を目指している全盲のアマチュアカメラマン大平啓朗さん(30)も登場し、「心も体も大きくなって帰ってきた。旅のエピソードはたっぷりあるので声を掛けて」と話した。司会者からライブの感想を問われた観客の聴覚障害者は「聞こえる人と一緒に楽しめる」と答えていた。
旭山動物園が日本一になるまでの軌跡を描いた「旭山動物園物語」の上映では日本語字幕、音声ガイド、手話通訳、ミュージックサインなどが付けられ、障害者も健常者も一緒にスクリーンに見入った。同作品は6日午後4時半からも上映する。
5日の上映作品は長編記録映画「いのちの作法」(午前10時半)と弁士、ピアノ伴奏付きのサイレント映画「第七天国」(午後1時10分)。実行委の島信一朗代表は「いのちの作法」について「命の大切さ、尊さを描いた作品。障害者だけでなく、子育て中の母親や福祉関係者などさまざまな立場の人の胸に響くはず」と太鼓判を押す。
1回鑑賞券は一般当日900円、ジュニア500円。問い合わせは同センターTEL0138・74・2000。
提供 - 函館新聞社
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