「父の日」商戦本格化

update 2010/6/1 11:57

 20日の「父の日」を前に、函館市内のデパートでも商戦が本格化している。“定番”となっている衣類を中心に、ビジネス小物や近頃人気となっている食器類などを充実させ、消費者にアピール。景気の低迷で購入額は減少傾向にあるが、年に一度の感謝を伝える日に向け、各店が知恵をしぼった商品展開をしている。

 テーオーデパート(梁川町10)では、ネクタイ、ベルトなどのビジネス小物を主力商品として販売。3000円―1万円前後の商品が売れ筋で、ワイシャツなどとコーディネートして贈る人も多く、少し値は張るものの3万円前後の財布も人気という。同店は「例年よりも早い時期に商品を買い求める傾向がある。高価格帯の商品も選ばれており、より品質が良いものをという消費者心理が働いているのでは」と語る。

 丸井今井函館店(本町32)は、定番化してきたポロシャツを薦めている。同店では、約20ブランドのポロシャツを用意。例年、1万円前後のものがよく売れ、下着を贈る人も増えているという。2日からは、紳士フロアを中心にギフトの売り場を拡大する予定で「3000円以上を対象に、購入者の顔写真をその場で撮影し、メッセージカードとともに贈るサービスもあるので、この機会にぜひ」とPRする。

 棒二森屋(若松町17)でも、5000円前後のポロシャツを推す。そのほか、最近は陶器やガラス製のビアタンブラーも注目されているという。同店では「3150円以上のお買い上げで送料が無料になる特典付き。期間中、シャツの人気コンテストを実施するのでぜひ来店を」と呼び掛けている。

提供 - 函館新聞社




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