大腸がんテーマに市民講座 最新治療法など学ぶ
update 2010/5/30 11:30
函館市民講座「よくわかる大腸がんのお話〜早期発見から最新治療まで〜」(函館新聞社、市立函館病院、函館五稜郭病院主催)が29日、函館市民会館で開かれた。市民ら約300人を前に、函館や札幌の最先端の医療現場で活躍する医師が、大腸がんの最新治療法について分かりやすく解説した。
講座は2部構成で、第1部では市立函館病院消化器病センターの遠山茂医療部長・外科科長を座長に、同センターの笠島浩行外科主任医長が「大腸がんの診断と進行度別最新治療」をテーマに講演。笠島氏は「大腸がんは進行度によって治療法が大きく異なる。早期発見ならば開腹せずに内視鏡治療も可能。再発の確率も大きく低下する」と強調した。
第2部は市立函館病院の木村純院長を座長に、KKR札幌医療センター斗南病院腫瘍内科の辻靖化学療法センター長が「大腸がんの抗がん剤治療について」と題して講演。辻氏は「最近は患者の持つ遺伝子の種類によって、どの抗がん剤が効果があるかが判断できるようになってきた。ただ、抗がん剤は効果は高いが副作用も必ずあるので、どの段階で抗がん剤治療をストップするか見極めることが医者にとっては難しい」と話した。
提供 - 函館新聞社
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