豊かな自然 後世へ・・・大沼で観察会
update 2010/5/27 15:47
【七飯】新緑の森林散策を楽しむ自然観察会が26日、大沼国定公園小沼付近で行われた。近隣の約40人が参加し、専門家の案内で古里の大自然を満喫。「この美しい森林をいつまでも守っていきたい」と森づくりの意義を肌で感じ取った様子だった。
渡島総合振興局東部森林室と、自然活動団体「函館サンモリッツくらぶ」の主催。住民と森林をつなぐボランティアを養成する「森への誘(いざな)い講座」として実施した。
ガイドは、自然公園財団大沼支部の上野文男所長と勝田雄二主任が務めた。巨木ブナの前では「青森の白神山地が有名だが、大沼では駅のすぐそばで自生を見られる」。参加者が対岸にアオサギを見つけると、「ナラの枝で休みながら魚を狙っている。湖面に飛び込むかも」と興味を引き立てる案内ぶり。参加者は傘を差しながら熱心に説明に聞き入っていた。
また、財団の自然ふれあいセンターで行われた、エゾリスやキタキツネなどを記録したビデオ上映も好評だった。
参加した函館市美原の尾崎幸二さん(64)は「大沼の豊富な動植物の生態に驚いた。近くに住んでいながら今まで気づかなかった。この観察会で、あらためて自然を後世に残すことが必要だなと感じた」と話していた。午後からは、国有林で樹木博士認定コースの体験も行われた。
提供 - 函館新聞社
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