口蹄疫ショック 木古内のエンデューロ中止
update 2010/5/27 15:46
【木古内】宮崎県で猛威を振るう家畜伝染病の口蹄疫(こうていえき)の拡大が懸念されるため、木古内町で6月19、20の両日に予定されているオフロードバイクの耐久レース「第25回サバイバル2daysエンデューロIN木古内」の実行委は26日、大会の中止を決定した。七飯町の牧場では修学旅行生の体験学習の受け入れをキャンセルするなど口蹄疫の影響が広がっている。
実行委は、コース付近にブランド牛「はこだて和牛」の生産を行う酪農家がいることや、会場やコースの一部を農家から借りてレースを開催するため、ウイルスの侵入を懸念。発生防止を最優先するとして大会の中止を決定した。実行委では今後、ライダーに大会の中止を通知し、参加費の返還を行う。
同大会は町中野―亀川地区に約40キロのコースを設定。山林や川など自然を生かしたコースを走る過酷なレースで、道内をはじめ、東京や福岡など全国各地から120人以上の選手がエントリーしていた。
実行委の工藤嗣美委員長は「被害が出てからでは遅いので中止を決断した。やむを得ない。参加するライダーの数を確保し、大会を開催することを決めたばかりだったので、本当に残念」と話した。
提供 - 函館新聞社
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