「農業営む道民魅力的」…「空想の森」上映会

update 2009/9/28 12:39

 十勝管内新得町で農業を営む人にスポットを当てたドキュメンタリー映画「空想の森」(2008年)の上映会が27日、函館市湯川町の市民会館で行われた。市民ら約200人が来場。来函した田代陽子監督は「魅力的な身近な人を撮りたかった」と作品への熱い思いを語った。

 映画は道外から新得町に移住し、共働学舎で子育てしながら野菜を作る二十代の女性と夫、1970年代に京都から入植し、子どもが独立後も農業を営む夫婦それぞれの生活を追った。自然と向き合って暮らす家族の有り様がスクリーンに映し出されると、来場者は興味深そうに見入っていた。全3回の上映後には、毎回田代監督によるトークも行われた。

 2回目のトークで田代監督は「北海道で彼らと出会い、おいしい野菜を食べて一緒に仕事し、農業について初めて深く考えた」と振り返り、「約10年掛けて撮影し、一度まとめたが『物語』を作ろうと再編集した。被写体の意見を聞きながら一緒に作ってきた」と作品作りの苦労を語った。

 函館市の主婦泉光子さん(69)は「登場する人皆が素手で土と対話して野菜を作っていて感心した」と話していた。

 29日午後1時からは森町のハル小屋(赤井川252)でも上映される。

提供 - 函館新聞社




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