函館西高生徒が「加茂紀子さんのジャズコンサート」企画
update 2010/5/25 09:21
6月19日午後7時から函館山山頂クレモナホールで行われる、ジャズピアニスト加茂紀子さんのコンサートの企画運営を、函館西高校(石原卓典校長、生徒596人)の生徒が担当することとなった。同校の体験参加型プログラム「西高+α授業」の一環で、環境問題への意識を高める「キャンドルナイト」運動を取り入れるなど、高校生ならではのアイデアにあふれた魅力的なステージになりそうだ。
同校では、生徒に幅広い視野を持たせることを目的に、本年度から体験参加型プログラムを導入。今回は、函館出身でニューヨークを拠点に活躍する加茂さんの来函に合わせ、彼女の友人で同コンサートを主催するアートミュージックサポートクラブ代表の染木泰子さんからの協力の呼び掛けを受けて、サポートすることになった。
さっそく、昨年の函館開港150周年記念イベントでスタッフを務めた畠山千明さん(3年)が代表となり「ウエスト・ヒルズ・プロジェクト」という実行委員会を設立。放送部の広島槙人さん(同)、生徒会長の畑中美加さん(同)、書道部の若松菜津美さん(同)をはじめ、約15人がスタッフに加わり、プロジェクトの成功に向けて動き出した。
コンサートに取り入れる「キャンドルナイト」とは、日常生活の明かりを消して、ロウソクの光で過ごすことで環境問題の大切さを感じてもらう全国的運動。同実行委では「家庭で眠っているロウソクを再利用して作ったキャンドルを使って、幻想的な雰囲気のステージにしたい」と意気込む。またコンサートのポスターは書道部が作成。加茂さんのピアノに合わせて放送部のメンバーがポエムを朗読するなど、生徒のアイデアが随所に取り込まれている。
畠山代表は「一流アーティストのステージに参加することができるのは大変光栄なこと。仲間と協力しながらぜひコンサートを成功させたい」と意欲を見せる。同校の嶋岡裕泰教頭は「多くの人たちとのかかわりを通じることが、社会勉強になるはず。子どもたちの頑張りを見守りたい」と期待している。
同コンサートの入場料は大人1500円、大学生以下500円(ロープウエー代含む)。問い合わせは染木さんTEL0138-56-6566。
提供 - 函館新聞社
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