ショパン国際コンクールに函館出身の岡田奏さん(19)本大会出場へ。函館から初の快挙
update 2010/5/22 10:37
10月にポーランドのワルシャワで開かれるピアノコンクールの最高峰「第16回ショパン国際ピアノコンクール」に、函館出身でパリ国立高等音楽院在学中の岡田奏(かな)さん(19)=が出場することが決まった。同コンクールに函館出身者が出場するのは初の快挙で、岡田さんは「自分を強く持って本番に挑戦したい」と意欲をみせている。
3歳からピアノを始めた岡田さんは、函館本通中在学中の14歳の時に、パリ国立高等音楽院ピアノ科に首席で合格、08年にはラニーピアノコンクール(フランス)で優勝、09年にはエピナル国際ピアノコンクール(フランス)で3位入賞するなど実績を重ねてきた。
ショパンコンクールは、5年に一度開催される世界で最も権威あるピアノコンクールの一つ。17歳以上という出場規定のため、今回が初挑戦となった岡田さんは、世界349人の応募者から215人に絞られるDVD・書類審査を通過。4月14日から30日までワルシャワで行われた予備審査に参加した。
予備審査の直前にはアイスランドの火山噴火で飛行機がキャンセルとなり、16時間かけて寝台列車でワルシャワ入りしたという岡田さん。ステージ上でこれまでにない緊張感を味わいながらも、見事に予備審査を突破。「精神的にも体力的にも大変だったが、自分を強く持って挑むことができてよかった」と喜ぶ。
なお、6月28日午後7時から函館市芸術ホールで「岡田奏 ショパンコンクール出場記念ピアノリサイタル」が開かれる。岡田さんは「昨年の秋以来約1年ぶりに函館で演奏できることを心待ちにしている」と話している。同リサイタルの問い合わせは畑中さんTEL0138・59・5456。
提供 - 函館新聞社
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