都市景観大賞「美しいまちなみ賞」の優秀賞に「函館市都市景観形成地区」が選出
update 2010/5/22 10:36
本年度の都市景観大賞「美しいまちなみ賞」(都市景観の日 実行委員会主催)が21日発表され、函館市西部地区などを指定している「函館市都市景観形成地区」が大賞に続く優秀賞に輝いた。同賞は行政と民間が協力して、まちづくりを実践した団体と地区に贈られるもの。同地区を舞台に長年、市や市民団体が一体となって行ってきた空家再生の取り組みやイベントが評価された。
今回は全国26地区が応募。大賞は岡山県倉敷市の美観地区など2地区、優秀賞には函館のほか福島県会津若松市の七日町通りなど4地区、特別賞2地区を合わせ、それぞれ関連団体が表彰された。
同賞は1991年に創設。2000年までは函館市も選ばれた「都市景観100選」として、01年からは現行制度で表彰。今回は市をはじめとする関連6団体と共同で応募していた。
函館地区は市が88年に制定した景観条例に基づき、景観形成規準などを策定した上で街並みの整備保存を実施。NPO団体などによる、空家再生活動や伝統的建造物に指定された建物の保全を目的とするコンサート開催などの取り組みが評価された。また、はこだてクリスマスファンタジーや冬フェスティバルなど歴史的建物や街並みを生かした多くのイベントが開かれ、市街地の活性化や冬期観光客の増加に寄与したとされた。
受賞団体の一つで「函館の歴史的風土を守る会」の落合治彦会長(74)は「函館の街が全国的に注目されているということ。今回を契機に各団体がより一層連携を深めて、函館を盛り上げていきたい」と話した。西尾正範函館市長は「今後も関係団体と協力して特色ある街並みを継承し、さらに良好な景観の推進に努めたい」とコメントした。
受賞団体は次の通り。
歴史的風土を守る会、函館市伝統的建造物群保存会、はこだて街なかプロジェクト、はこだてクリスマスファンタジー実行委、はこだて冬フェスティバル実行委、函館市
提供 - 函館新聞社
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