助産師外来を開設…函館中央病院
update 2010/5/20 10:08
函館市本町の函館中央病院(橋本友幸院長)は、妊産婦への保健指導などを行う助産師外来「ベビーリーフ」を開設した。妊産婦が抱える出産や子育ての不安解消に向け、助産師が相談対応し、産後の母乳育児の支援も行う。
助産師外来は病院の外来で、胎児の発育や妊娠状況に問題のない正常経過の妊産婦の健診と保健指導を助産師が自立して行う。国は医師不足や医師の負担軽減策として助産師の役割に注目し、助産師外来の整備を進めている。
同病院は、1階の夜間救急外来診察室を改装し、専用室を設けた。現在行っているのは保健指導のみで、助産師による健診は体制が整えば実施する考え。外来は5年以上の経験がある助産師13人が交代で担当。具体的には、妊娠中からの食事、生活、服薬などの指導、産後の母乳育児に関するアドバイスや、マッサージなどによる乳房ケアを行う。
従来から、出産・育児の不安や悩みを聞いてほしいという要望が多く、時間が取りづらい医師に代わって助産師がその役割を担ってきた。外来を設けることで、個室でプライバシーを確保しながら、じっくり話を聞けるほか、同病院を受診していない妊産婦も利用しやすくなる。
産婦人科病棟の看護師長で助産師の川渕ゆかりさんは「助産師外来は健診のイメージが強いが、一番の目的は妊産婦の不安軽減。いろんな形で子育てのお手伝いをしたい」と話している。
1人当たりの相談時間は30分程度。利用は毎週月、木曜の午前9時半―正午、午後2時半―同4時、予約制で受け付ける。料金は保険診療と同額に設定し、乳房ケアを行った場合は1200円が追加される。同病院で産科医の健診を受けた際、助産師による相談業務は料金がかからない。予約は同病院 TEL0138・52・1231へ。
提供 - 函館新聞社
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