新幹線開業後 江差線に新駅設置を提起…北斗市議会
update 2010/5/20 10:07
【北斗】北斗市議会の第2回定例会は19日、一般質問を続行し、4氏が質問に立った。2015年度に予定されている北海道新幹線開業に伴い、JR北海道から経営分離される江差線の五稜郭―木古内間(37・8キロ)に絡み、市は鉄路維持を主張するとともに、路線に新たな駅の設置を提起していく考えを示した。
白石勝士氏への答弁。
新幹線開業後の江差線の代替輸送をめぐっては、同市と函館市、木古内町、道で構成する道南地域並行在来線対策協議会の枠組みの中で協議している。
高谷寿峰市長は「鉄道の存続が基本。大変厳しい収支予測が出ているが、国への要望も行っていく」と改めて鉄路維持の考えを強調した。
白石氏が「七重浜などの人口密集地に新たな駅が必要では」とただしたのに対し、三国谷新一総務部長は、市議会の並行在来線問題に関する調査特別委員会で「七重浜7丁目」「富川」「三ツ石2丁目」に新駅を設置する案を示したことを明らかにし、今後、協議会の中でも新駅の設置を主張していくとした。
沿線の住民の足の確保と利便性を図る考えから、三国谷部長は「地域の鉄道を守るためには、考えられることはすべて行う」とし、事業形態が3セク鉄道になった場合、JR貨物が調整金名目で配分している路線使用料の拡大を求め運動していく方針も示した。
提供 - 函館新聞社
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。