渡島・桧山 農作物の生育に遅れ

update 2010/5/20 10:06

 渡島総合振興局と桧山振興局は19日、15日現在の渡島・桧山管内の農作物生育状況・農作業状況を発表した。先の天候不順で生育、作業ともに遅れはあるが、特段に注意を払うものではなく「今後の天候次第で十分回復できるだろう」としている。

 農業改良普及センターの調査を基に、管内を平均的に分析した。水稲は、低温と日照不足で苗が2、3日の生育遅れ。草丈は渡島が9・0センチ(平年9・7センチ)、桧山7・9センチ(同9・9センチ)。葉数は渡島が2・5枚(同2・7枚)、桧山は3・1枚(同3・5枚)。

 ジャガイモは、渡島は1日遅れの2日に植え付けを終えたが、桧山の露地は7日遅れた。ビートの移植は、渡島で平年より1日遅く、桧山が8日遅れた。

 渡島のリンゴ(つがる)は、葉は開いているが4日の生育遅れ。牧草は渡島、桧山ともに4日の遅れ。家畜用トウモロコシの種まき作業も渡島、桧山ともに若干遅れている。桧山の秋まき小麦は、幼穂形成が2日遅れている。

 渡島総合振興局農務課は「4月に続いた低温と雨で、生育のほか、土壌づくりにも影響が出た。ただ、作況をまとめた15日以降は、好天で状況は良くなっている。冷え込みの予報が出ているので、関係者は注意をしてもらいたい」と話している。

 発表内容の詳細は、両振興局農務課のホームページでも紹介している。

提供 - 函館新聞社




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