大農高の乳牛が「最上位」獲得 親子4代連続
update 2010/5/19 11:49
【北斗】大野農業高の農業科乳牛班が飼育する乳牛「ダイノー・インスト・ラブ・アレン」(雌4歳)が、日本ホルスタイン登録協会の体型審査で最上位の「エクセレント(EX)」の称号を獲得した。同校では親子4代続けてのEX獲得となり、全国の農業高校でも例がないという快挙だ。
大農の乳牛「―アレン」は体重800キロ、体高158センチ。同校では、アレンの母親「ダイノー・インスピ・ラブリー・ストーミー」、祖母の「ダイノー・アンディ・インスピレーション」、曾祖母の「ダイノー・ミスティ・スターバック」も過去にエクセレントを獲得している。
エクセレントは外貌(がいぼう)、肢蹄(してい)、乳牛の特質、体積、乳器の5区分で評価し、100点満点中90点以上の得点が条件。泌乳能力も高レベルであることが求められ、年間で9000キロ以上の搾乳量がないと称号が与えられない。難度の高い審査で、代を重ねて獲得するのはもっと難しいとされる。アレンは審査で90点を獲得した。
同班の1、2年生14人が牛の飼育に当たり、実習以外の放課後も牛舎に来て牛の世話をしている。
同校OBで実習助手を務める柴田明輝(はるき)さん(19)は「日々の徹底した管理が重要で、生徒全員が一定のレベルと共通認識を持って臨まなければできない。チームワークが大事」と語る。副班長の秋田一摩君(2年)は「先生や先輩の指導を忠実に行った成果。うれしい」と話し、「後輩たちにもしっかり受け継いでもらい、5代目のEX牛を育てたい」と意欲を新たにしている。
提供 - 函館新聞社
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