上ノ国町長選 工藤氏が無投票3選

update 2010/5/19 11:48

 【上ノ国】任期満了に伴う上ノ国町長選は18日に告示され、午後5時までに現職の工藤昇氏(56)=無所属=以外には立候補の届け出がなく、工藤氏の無投票3選が決まった。工藤氏は2007年の前回町長選に続き、2度目の無投票当選となった。

 町選管に午前8時半に立候補を届け出た工藤氏は、町内全域で遊説を行った。午後5時に無投票当選が決まると、選挙対策本部で約100人の支持者から祝福を受けた。工藤氏は「これまでの任期は、小泉内閣による地方交付税の削減を中心とする構造改革をはじめ、市町村合併や支庁再編などの逆風に追われ、守りの町政を強いられた。3期目は道半ばとなっている農林水産業の振興を中心に攻めに転じたい。農漁業の後継者となる若者たちを燃え上がらせることが使命だ」と抱負を語った。2期連続の無投票当選については「町民が生き残りをかけて一丸となったことを実感した。責任の重大さを感じている」とした。

 工藤氏は同町出身。江差高卒。1972年町役場入り。企画商工観光課長補佐、保健福祉課長補佐などを経て、2002年5月の町長選で、現職の福原賢孝氏(現道議=桧山管内)を871票差で破り初当選した。05年2月に「町行財政改革計画(自立プラン)」を策定。大胆な行財政改革や産業振興対策を推し進めた。

 2期目には、着実な行財政改革で財政危機から脱却したことが町民の評価を得た。また、政策的予算の選択と集中を図ることで、農漁業振興対策の重点化とともに、高校生までを対象とした医療費無料化など少子高齢化にも対応した施策を打ち出している。

提供 - 函館新聞社




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