先人の思い胸に決意新た…遺愛学院135周年記念式典
update 2009/9/27 13:46
学校法人遺愛学院(野田義成理事長)創基135周年記念式典が26日、函館市杉並町の同学院内の遺愛アリーナで行われた。来賓と全校生徒ら計約900人が地域に根差して女子教育を進めた先人の功績をたたえるとともに、今後の発展に向けて決意を新たにした。
式典で野田理事長は「学院の歴史は国の激動の歩みと重なる。『信仰・犠牲・奉仕』の遺愛の三大精神は卒業生や在学生1人ひとりの心に受け継がれており、今後も有意な人材の育成に努めたい」と式辞を述べ、福島基輝学校長が感謝の辞を語った。西尾正範函館市長らの祝辞に続き、生徒代表の高校3年生浜津薫さん(17)が「遺愛生はハリス夫妻やキャロライン夫人の遺志と同窓生の深い思いを次世代に受け継がねばならない。優しく明るい校風で学べてうれしい」と喜びの言葉を語った。
この後、記念コンサートとして生徒によるハンドベルや吹奏楽曲の演奏、卒業生によるソプラノ独唱が繰り広げられ、参加者は節目を祝った。
同学院は1874(明治7)年、米メソジスト教会の宣教師として夫と来函したM・C・ハリス夫人が「日々学校」(デイスクール)を開設したのがきっかけ。キャロライン・ライト婦人らの献金で1882年、元町に校舎を建築。現在まで一貫してキリスト教主義の女子教育を実践している。
提供 - 函館新聞社
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