おいしい「国宝」人気 中空土偶弁当を開発
update 2010/5/17 12:53
函館市南茅部地区のすし店や仕出し店でつくる「南かやべ料飲店会」が南茅部をアピールしようと、地域の特産品を盛り込んだ「中空土偶弁当」を開発した。16日に川汲公園で開かれた第2回桜まつりin南かやべ春のお花見会(函館東商工会主催)で一般向けに初めて20食限定で販売し、1時間ほどで完売した。
弁当は、南かやべ縄文文化創生の会(加藤詔三会長)が、遺跡が点在する南茅部らしい縄文をテーマにした地域の名物弁当を作ろうと提案。料飲店会が試行錯誤してレシピを考案し、同地区で出土した国宝の中空土偶をモチーフにした弁当を完成させた。
中空土偶の顔は、雑穀米を使ったおにぎりで、特産のコンブのほか、クリ、甘納豆で愛きょうある顔に仕上げた。おかずは旬のエビやイカなど地元食材を盛り込み、縄文にちなんで三つ編みにしたコンブの煮物も添えた。
開発に携わった料飲店会の山下勝廣さんは「縄文時代をイメージし、あまり派手にせず素材の味を生かした」と説明。同会の小川喜敬会長は「特産のコンブもたくさん使い、中空土偶の顔に似せたおにぎりでインパクトのある弁当になった。縄文文化交流センターがオープンしたら団体客向けに予約販売できるようにしたい」と話している。6月12日の「南かやべひろめ舟祭り」でも50食販売する予定。1食800円。
提供 - 函館新聞社
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