二爺の力で先輩元気に…レクリエーション団体が発足
update 2010/5/16 15:43
【北斗、七飯】この春に退職した男性2人がこのほど、高齢者向けの余興やレクリエーションのボランティア活動をする「虹の会(二爺の会)」を立ち上げた。2人は北斗市久根別在住の佐藤紀彦さん(69)と七飯町大川在住の佐々木尚孝さん(69)で、ともに七飯レクリエーション協会の会員。16日には函館市松川町のデイケア深瀬(深瀬病院内)で初めての訪問交流を行う。
佐藤さん、佐々木さんは旧知の仲で、1993年の七飯レクリエーション協会設立に携わった。同協会の前会長だった佐藤さんは元教員で、退職後は北斗市内の立正幼稚園の園長をこの3月末まで務めた。佐々木さんは日本レクリエーション協会公認のレクリエーションインストラクターの資格を持つ。3月末まで函館有斗高の職員として勤務していた。
これまで2人とも協会の活動などを通して地域の社会教育に尽力してきたが、古希(70歳)を迎える記念に「老いてゆく人生の先輩を元気にさせたい」と思い、新たな分野での社会奉仕活動を決意した。
ともに芸達者で、初公演では佐藤さんがアコーディオンやマジックを、佐々木さんは映画「男はつらいよ」の「フーテンの寅さん」をまねた啖呵(たんか)売りを披露する。手遊びやクラフト作りなど利用者も参加しながら楽しめるレクリエーションも行う。
佐藤さんは「わたしたちの上の世代は戦前、戦中を強く生き抜き、戦後の復興を果たした最大の功績者。国民栄誉賞そのものだと伝えたい」と語る。活動を通して、高齢者向けのレクリエーションの普及も図りたい考えだ。
提供 - 函館新聞社
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