南茅部天然マコンブ、3年ぶり計画量確保の見通し
update 2009/9/5 18:08
高級だしの「白口浜マコンブ」として知られる函館市南茅部地区の天然マコンブ漁は、今季水揚げが430トン以上に達する見通しで、2006年以来3年ぶりに計画量を確保しそうだ。南かやべ漁協は「今年は沿岸全域でコンブの群落が回復しつつある。浜に活気が戻った」と安堵(あんど)している。
同漁協によると06年10月の大しけでコンブ群落の若芽が流出する被害を受けた。例年は400―500トンの水揚げ量になるが、07年は好漁だった前年の5%弱に当たる約40トン。08年は約100トンにとどまり、ガゴメ(トロロコンブの仲間)などほかの種類の天然コンブを合わせても260トンだった。
今年は7月17日に解禁され、中でも最高級の元揃(もとぞろえ)コンブの漁獲量が前年の2倍に当たる150トンと目標に達し、高値の取り引きも期待されている。同漁協は「量もさることながら実入りもよく上質」と話す。
マコンブ漁は木直、安浦、川汲の3カ所が8月末で終了しており、尾札部、臼尻、大船の3カ所は続いている。
提供 - 函館新聞社
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