大きく育ってね 上の国で児童ら250人ヒバ苗木植樹

update 2010/5/16 15:43

 【上ノ国】桧山の森づくり植樹祭が15日、上ノ国町小森の町有林で開かれた。久しぶりに訪れた心地よい青空の下、町内の児童とともに、桧山管内の漁業者や林業関係者ら約250人が、桧山の語源になったヒバ(ヒノキアスナロ)の苗木約500本を丹念に植え付けた。

 開会式で工藤昇町長は「町内で盛んだった林業はこれから環境産業として生きていく。豊かなヒバ林を取り戻して後世に伝えていこう」とあいさつ。高橋則克桧山振興局長は「二酸化炭素の吸収をはじめ、森林の環境保全機能はますます重要になっています」と呼び掛けた。参加者を代表して、町立湯ノ岱小6年の小野亮太君は「緑を守り増やして、北海道を緑豊かで住みよい大地にしていくことを誓います」と宣言した。

 参加者は、高さ30センチほどに育ったヒバの苗木を植樹。湯ノ岱小の子供たちは「早く大きく育ってね」と苗木に語りかけながら、植え付け作業に汗を流した。作業を見守る林業関係者は「大きくなったらこの苗木を必ず見においで。きっと大きな木に育っているよ」と子供たちをねぎらった。

 植樹祭は、桧山の森づくり実行委員会、上ノ国町緑化推進委員会、ひやま漁協上ノ国支所女性部の共催。各団体はそれぞれ毎年、独自に植樹活動を行っているが、植樹祭が本年度、同町での開催となったため、森づくりを手掛ける3団体が一堂に会して植樹を行った。

提供 - 函館新聞社




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