鍋料理や音楽 笑顔咲く はこだて菜の花まつり開幕
update 2010/5/16 15:42
「第5回はこだて菜の花まつり」(はこだて菜の花プロジェクト主催)が15日、函館市中野町118の函館酪農公社あいす118隣接地で開かれた。先の天候不順で菜の花の開花には間に合わなかったが、鍋料理や青空音楽ステージなどで大勢を魅了した。
会場近くの1000坪(3300平方メートル)の土地には、一面に菜の花畑が広がる。来場者は、畑に足を運び、「もう少しで咲くね」と見入っていた。
まつり会場では、菜の花が入ったみそ仕立ての鍋を販売。摘んだ花や種の即売会も行われた。芝生のステージでは、地元バンド「パンチライン」のコンサートが繰り広げられ、大きな拍手が送られていた。
母親と来場した函館北日吉小3年の武部亜叶夢(あとむ)君(8)は「菜の花が咲いていなくて残念だったけど、おいしい鍋を食べることができて満足。また来年も来たい」とにっこり。同プロジェクトの石塚大代表は「満開の黄色い花で歓迎したかったが、こればかりは仕方ない。来週には満開になりそうなので、美しい景色を見に来てもらえれば」と話していた。
同プロジェクトは「高田屋嘉兵衛の愛した菜の花を函館へ」をスローガンに活動。江戸時代の豪商・嘉兵衛が魚を肥料に菜の花を育て、菜種油を取るなど、各地の人々の暮らしを支えたことに敬意を示し、「先人の思いを未来につなげよう」とメンバーは活動に力を入れている。
提供 - 函館新聞社
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