未来大と留萌市など、ナマコ漁で連携協定締結へ

update 2010/5/15 13:17

 公立はこだて未来大学(中島秀之学長)は21日、留萌市、新星マリン漁協(留萌)と水産振興を目的とした包括連携協定を締結する。同大は留萌沖でIT(情報技術)を活用したナマコの漁獲データ収集、調査研究を進めてきたが、3者の連携協力で今後さらに研究環境が整えられる。

 同大は2006年度から、海上の情報化を進める総務省の事業で、GPS(全地球測位システム)を搭載した漁船から無線LANでナマコの漁獲量や漁獲地域のデータ入力ができるシステムを構築。集めたデータを解析し、効率的な操業を行うことで限られた水産資源を維持、管理できるよう研究を進めてきた。

 協定によって実験漁場の利用や調査研究の協力者のあっせんなど多方面で協力を得やすくなり、研究がはかどる。同市の施設「留萌市海のふるさと館」の一室も研究室として提供してもらえる。

 研究を進めてきた同大システム情報学部の和田雅昭准教授(39)は「効率的な操業は資源を枯渇させずに継続させ、漁業経営の安定につながる。漁業者の経験や勘を数値化して残し、後継者支援に役立つシステムを構築したい」と話している。

提供 - 函館新聞社




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