七飯町が補正予算発表、94億7600万円に
update 2010/5/15 13:16
【七飯】七飯町の中宮安一町長は14日、当初予算に政策経費を盛り込んだ本年度の補正予算案を発表した。一般会計の総額は94億7600万円で、前年度当初と比較すると10.2%増の積極予算となった。国保や介護保険など特別4会計事業と水道事業会計(企業会計)を加えた総額は165億2156万1000円で同5.7%増。19日開会予定の町議会臨時会に提案する。
本年度の当初予算は、任期満了に伴う町長選が行われたため、必要経費のみを計上した骨格予算で編成。一般会計は6億8600万円を追加補正した。
主な新規事業は民営化した本町保育園に町内2カ所目となる子育て支援センターの開設、運営費に625万円、認知症高齢者グループホームのスプリンクラー設置費用の補助金2381万円を予算化。小児用肺炎球菌の予防接種費用、子宮けいがん予防ワクチンの接種費用を助成し、それぞれ110万円、367万円を計上した。
継続事業では、2015年度に開業を迎える北海道新幹線関連の整備促進のために設けた基金に2004万円を積み立てたほか、鳴川団地5棟目の建設費に2億110万円を投入。11年1月の完成を目指し改築中の藤城小の備品購入費用には3000万円を見積もった。
中宮町長が2期目の公約に掲げた、民間資金を活用しての図書館整備は、準備費用として2000万円を基金に積み立て、任期中の着工を目指すとした。 このほか、渡島廃棄物処理広域連合へのごみ処理の負担金が前年度よりも2200万円増の2億7900万円となったことからごみ排出量の減量策として中宮町長は「できるだけ早い時期に生ごみの分別化に取り組みたい。生ごみの処理の民間委託も考えたい」とした。
歳入内訳は町税が本年度当初0.4%増の25億5834万5000円、地方交付税が同2.2%増の28億5000万円、町債は同8.2%増の7億1810万円、歳出に対する財源不足を補うため基金から2億4522万円を切り崩す。 中宮町長は「選挙時の公約に掲げた子育て支援策に力を入れた。財政の健全性を堅持しつつ緊急性を踏まえながら編成した」と述べた。
提供 - 函館新聞社
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