工藤前副市長、後援会設立へ
update 2010/5/14 09:18
前函館市副市長の工藤寿樹氏(60)が、来年4月の函館市長選出馬を視野に、政治団体となる後援会を設立することが13日、明らかになった。早ければ来週にも市内で設立総会を開くとともに、道選管渡島支所に後援会と資金管理団体の設立を届け出る見通し。工藤氏は函館新聞の取材に対し、「市長選を念頭に活動を進めていく」と話している。
工藤氏は昨年11月、西尾正範市長に対し「市政運営のあり方に対する方針や理念に違いがある」と批判し、同12月末に任期を3カ月残して副市長を辞任した。
辞職後の今年4月、函館市昭和3に個人事務所を開設。同時に後援会設立に向けた準備を進め、出身校の函館ラ・サール高や早大の同級生、OBを軸に、人選を進めている。
工藤氏は取材に対し「道政や国政選挙に出るつもりはない。事実上、市長選に向かっていく形になる」とする一方、特定の政党には所属しない考えを示している。また、政策面については「まだまとまっていないが、地元経済の再生と福祉の充実を目指したい」としている。
工藤氏は1949年11月、乙部町生まれ。函館ラ・サール高、早大法学部卒。1973年に旧亀田市に採用され、函館市との合併後は財務部長、企画部長などを経て2006年4月に助役就任。07年4月から地方自治法改正により副市長となり、昨年12月まで務めた。
提供 - 函館新聞社
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