乳がん診断 より正確に
update 2010/5/12 14:19
函館中央病院(橋本友幸院長)は、最新式の「マンモグラフィー(乳房エックス線撮影装置)」と「マンモトーム(吸引式組織生検装置)」などを導入した。同病院の平口悦郎外科長は「より正確な乳がん診断を行うため、検査精度の向上を図る」としている。
マンモトームの導入は市内で市立函館病院に続き、2カ所目。マンモグラフィーやエコーでしこりなどが見つかった場合の再検査に使用する。直径3ミリほどの針で従来の針生検よりも多くの細胞組織を採取し、精度の高い診断が行えるのが特徴だ。エコーやマンモグラフィーで病変を確認しながら、細胞組織を取ることもできる。
乳房を切開することなく局所麻酔で検査が行えるため、患者の精神的、肉体的な負担も軽減される。患者を寝かせた状態で行うので、恐怖感を与えず、楽な体勢で疲れにくい。また、経過を見ながら繰り返し生検が行えるため、診断の正確さが増すという。
最新式のマンモグラフィーは乳房のエックス線画像をデジタル処理できるようになり、解像度が向上。同時に高精細画像に対応できるモニターも導入することで、診断能力を高めた。従来のフィルムよりも画像が見やすくなり、がんの早期発見にもつながるという。
同病院では、研修・試験で基準を満たしたマンモグラフィー撮影認定技師や読映医師が対応する。
提供 - 函館新聞社
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。