豊かな海へ 願い込め植樹

update 2010/5/12 14:19

 地域全体で森林に親しみ、守り育てることを目的とする本年度の「恵みの森づくり植樹活動」(函館市主催)が11日、同市柏野町の市有地で行われた。えさん小学校(花田譲校長、児童143人)の5、6年生児童49人を含めた市民ら150人が参加し、約750本の苗木を植えた。

 漁業を基幹産業とする旧4町村地域では2004年の合併前から、豊かな海を守るため漁協女性部が中心となり河川周辺の植樹や森林の手入れを行うなどの活動を展開。05年度以降は市が活動を引き継ぎ、広く参加を呼び掛け地域一体での取り組みとして毎年この時期に開催している。

 この日は、市や協賛者の函館地区トラック協会、北海道電力が提供したミズナラ、カシワ、イタヤカエデ、クリなどの苗木を植えた。また今年は新たな取り組みとして、近隣の森林から稚樹を採取して植栽した。

 事前学習を経て植樹に臨んだえさん小児童は、一般参加の大人に手伝ってもらったり会話を交わすなど交流しながら、土をかけて軽く踏み固めるなどして1本1本丁寧に苗木を植えていた。その後、木製のプレートに自分の指名を書き込み、記念撮影をした。

 同小6年の工藤夕希さん(11)は「クリの苗木をうまく植えられた。楽しい」と話し、広島綾乃さん(11)は「山が豊かな海を守るなど、いろいろ複雑に関係していることを知ってすごいと思った」と笑顔を見せていた。

提供 - 函館新聞社




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