木直小と磨光小の統合必要 函館市教育審議会が教育長に答申
update 2010/5/8 15:04
函館市学校教育審議会(高村昭三会長)は7日、函館市教委から今年3月に諮問を受けた木直小学校と磨光小学校の統合に関し、「統合が必要」との答申を多賀谷智教育長に行った。統合校を磨光小とし、来年4月の統合に向け努力するよう求めている。市教委は今後検討に入るが、答申内容は地元の要望に沿っており、実現への作業はスムーズに進むとみられる。
統合をめぐっては、木直小PTAが今年2月、児童数減少に伴う教育環境悪化への懸念や、同校児童が磨光小のスポーツ少年団で活動を行っている点を理由に、市教委に統合を要望していた。
同教育審は諮問を受け、現地調査や意見聴取などを実施。答申は「小規模校の長所を認めつつ、児童数の推移や保護者、地域の意向を踏まえ、統合が必要」と結論付けており、@来年4月の統合実現A遠距離通学の児童向けスクールバスの運行B児童、保護者の不安解消―に留意するよう求めた。
高村会長は「早く統合してほしいとの意見が大多数だった」と説明した一方、「児童の不安をきたさないよう、教員配置にも配慮してほしい」と求めた。多賀谷教育長は「答申を尊重しながら、具体的に検討したい」と述べた。
市教委は今月11日の委員会で答申内容を報告、今月中に両校の保護者や地域住民を対象に説明会を開く考え。今後は両校PTAから統合の同意書を得た上で、市学校設置条例の改正を市議会に提案する流れとなる。
提供 - 函館新聞社
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