健康増進センターの新制度が好評、利用者増える
update 2010/5/5 14:53
函館市総合保健センター(五稜郭町23)4階にある健康増進センターの2009年度の利用人数は、延べ3万2649人となり、前年度比5.2%(1612人)増となった。昨年度、設置以来初めて利用形態を変更し、料金を手ごろな1回400円としたのが奏功した。市立函館保健所健康増進課は「幅広い年齢層を対象に、運動のきっかけ作りの場として活用が進んでいる」とする。
同センターは2004年に開設。08年度までは健康測定や25回の運動がセットになった「健康づくりコース」(5600円)のみだったが、受け入れ可能な人数が限られていたことから、希望しても利用できない人がいた。利用者が限定されることで延べ利用人数は伸び悩み、06年度(3万6145人)から07、08年度にかけては、約2000人、約3000人のペースで減少が進んでいた。
新たな制度はこうした状況を打開しようと導入した。個人利用のほか、フィットネスルームやストレッチルームを専用使用できる時間枠を設置。男性のメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)対策講座「メンズメタボ健康塾」など、数種類の保健所事業もスタートさせた。
増加の理由について同課は「自分が運動したい時に合わせて利用できるためではないか」と話す。20―30代の若者の利用は、07年度から09年度にかけて全体の9.1%から12.4%に増加。さらに料金を一般の半額(200円)とした65歳以上も、同43.9%から47.4%となった。 利用料金のみで参加できる運動プログラムも設けており、「もっと本格的に取り組みたい」との理由で民間のスポーツ施設利用へ移行した市民もいたという。同課は「今後も利用者からの意見を取り入れ、より使いやすい施設にしたい」と話している。問い合わせは同センターTEL0138-32-1511。
提供 - 函館新聞社
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