地域会館修繕など幅広く使用 昨年度の地域コミュニティ推進経費
update 2010/5/4 12:26
函館市が合併4地域の住民活動活性化を図る目的で導入した「地域コミュニティ推進経費」は昨年度、老朽化が著しい地域会館の軽微な修繕や地域住民との意見交換会、スポーツ大会の運営経費など、地域活性化に幅広く使われた。市は本年度も予算を計上しており、人口減や過疎化の進む4支所地域の活力維持に充てたい考えだ。
市は各支所に一定の予算を計上しているが、道路整備や漁業振興などの要望は本庁との協議が必要なため、支所長の裁量で使える予算として昨年度、支所長1人あたり100万円を同経費として配分。支所は旧町村時代に比べて権限が少ないことから、住民要望への柔軟な対応に向けた活用が求められていた。
各支所別の用途を見ると、戸井支所は汐首東ほか5会館の修繕に29万円、大漁旗を使ったはっぴ作りの経費に5万6000円など、84万円余りを使った。恵山支所では地区文化祭の経費や恵山福祉センターでコインロッカーや長いす設置の購入経費に充てられ、計90万4000円を使った。
椴法華支所では、地域会館の修繕やツツジ125本の植栽など90万円余りを活用。南茅部支所でも尾札部会館浄化槽の改修や地域との意見交換会、支所長杯ミニバレー大会の運営経費など、99万7000円を使用した。
市は本年度予算でも各支所長に対して100万円ずつを措置している。戸井支所の伊藤修支所長は「昨年度と同じ用途に使うことにはならないと考えている。予算は細分化されており、住民とも相談しながら工夫して活用したい」と話している。
提供 - 函館新聞社
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