メーデーで連合、全労連が雇用の確保訴えデモ
update 2010/5/2 15:07
「メーデー」の1日、函館地区連合(荒木敏安会長)と全労連・函労会議(佐々木正美議長)が函館市内でそれぞれ大会を開いた。参加者は格差社会の是正や雇用の確保、平和社会の実現などを訴え、横断幕やプラカードを掲げてデモ行進した。
函館地区連合の第81回メーデーは千代台公園中央広場(千代台町)で開かれ、主催者発表で52団体、1688人が参加。荒木会長は「労働者の多くは賃金や退職金がカットされ、医療や年金など将来への不安を抱えている。働く者の雇用と生活を守り、福祉型社会の実現に向けて活動を強化しよう」とあいさつ。
式典には西尾正範市長や地元選出の道議、市議らも出席。西尾市長は「天候も政治も不順で先が見えない状況だが、今年は箱館奉行所の開所や東北新幹線新青森開業など明るい材料もある。みんなが連帯して安心な社会をつくっていこう」と呼びかけた。
続いて雇用の確保や創出、労働者の待遇改善、参院選の勝利を目指すメーデー宣言や特別決議を採択。全員で「頑張ろう」を三唱した後、参加者は「核兵器の廃絶を」「派遣社員の雇い止め反対」などと書かれたプラカードを手に市内を行進した。
はこだてグリーンプラザ(松風町)で開かれた全労連・函労会議の第81回メーデー函館大会には50団体、約400人が集合した。佐々木議長はあいさつで国鉄闘争に触れ、「23年間の地道な闘いの積み重ねでようやく解決のめどがついた。国鉄の長い闘いのように一歩でも前進して雇用や生活、平和の問題を解決できるよう連帯して闘っていこう」と呼びかけた。
函館市の布谷朗労働政策室長と共産党函館地区委員会の高橋佳大委員長ら来賓のあいさつ後に、雇用拡大や社会福祉の充実、格差解消などを盛り込んだ大会スローガンと大会宣言を採択。佐々木議長を先頭にデモ行進し五稜郭公園を目指した。
提供 - 函館新聞社
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