丸井今井函館店で1148人分個人情報流出
update 2010/5/2 02:49
函館丸井今井(函館市本町、菊地敏郎社長)は4月30日、函館店の紳士服のイージーオーダースーツを購入した1148人分の個人情報がインターネット上に流出したと発表した。顧客情報には2002年10月から昨年10月までの7年間に利用した全顧客の個人名や住所、電話番号などが記録されていた。同社によると、今のところ不正利用などの被害は報告されていないという。
同店4階の紳士服のイージーオーダー売り場は函館丸井今井が業務委託したアパレル大手のオンワード樫山(東京)が運営。4月24日に外部の調査会社から「ネット上に顧客情報が流出している」との通報を受け、丸井今井の内部調査で21日午前から24日正午までの間に流出していたことが判明した。
オンワードの30代の男性販売員が顧客情報の入ったDVDを自宅に持ち帰り、個人のパソコンにデータを保存したところ、そのパソコンがウイルスに感染していたため、ネット経由でウェブ上に流出したという。個人情報には商品の受注日や金額、色柄なども含まれていた。
両者によると、個人情報の社外への持ち出しは禁止されていたが、男性販売員はDVDの中に一緒に入っていた商品写真などを自宅で加工するため、昨年数回にわたり自宅に持ち出したという。同社は28日付で顧客におわびの文書を郵送し、専用の問い合わせ対応窓口も設置した。
30日午後、函館市内で記者会見した菊地社長は「個人情報の管理体制の脇が甘く、お客さまにご迷惑をかけて大変申し訳ない。今回の不祥事の責任を重く受け止め、再発防止に努めたい」と陳謝した。専用窓口のフリーダイヤルは0120-550-392(午前10時―午後7時、5月16日まで)。
提供 - 函館新聞社
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