シルバーウイーク、道南にぎわう
update 2009/9/25 11:01
今年初めてとなった秋の大型連休「シルバーウイーク」の期間(19―23日)中、道南は好天に恵まれ、高速料金の自動料金収受システム(ETC)の割引制度を利用し札幌や旭川、帯広など道内から自家用車で観光客が押し寄せ、観光名所やグルメを満喫した。これまでの秋の3連休にはなかった混雑ぶりに、関係者からは喜びと戸惑いの声が聞かれた。
函館市若松町の函館朝市周辺の道路は連日、駐車場待ちの車で混雑した。函館朝市協同組合連合会は臨時駐車場を設けて対応し、駐車場の一日の利用台数は平日の倍近い1000台となった。同連合会は「春のゴールデンウイーク(GW)並みの人の流れがあり、びっくりした。この時期には珍しい多さ」と話す。
函館市内を中心に14店舗を展開するハンバーガーショップ「ラッキーピエロ」五稜郭公園前店では開店直後から観光客で混雑した。同店は「飛び石連休でなかったことが大きく影響しているのでは」と分析。五稜郭タワーでは期間中、展望台搭乗者数が3万1734人に達し、昨年の同期間は1万7343人で約1・8倍となった。同タワーは「3連休と違い5連休ともなれば遠出できるということだろう。この時期にこれだけの来客があるとは」と喜ぶ。近くの市芸術ホールの駐車場は午前10時には満車状態となった。駐車場の利用台数は昨年の5日間に比べて2155台多い6519台を記録。「3連休の時よりも、連休スタート時の利用者がかなり多かった」と同ホール。
秋のお彼岸の墓参りにも変化が見られた。市内の墓地や寺院では毎年、彼岸(23日)の日に墓参者が集中するが、今年は分散し、前半に多く訪れていた。市内船見町の称名寺の須藤隆仙住職は「遠方へ行楽に出掛けたいとする人が連休序盤に多く参られ、20、21日がピークとなった。こんなことは初めて」と驚いていた。
道警函館方面本部交通課交通管制センターによると、期間中は、国道5号西大沼周辺で2―3キロ断続的な渋滞が発生したが、このほかは大きな交通障害はなかったという。
提供 - 函館新聞社
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