広域観光圏に認定…はこだて観光圏
update 2010/4/29 13:09
観光庁は28日、道南2市16町が一体となって国に申請していた整備事業「はこだて観光圏」を、新たに広域観光圏に認定すると発表した。同時に計画事業に対して最大4割の補助金交付も決定するなど、道南の観光振興に大きな追い風となりそうだ。
観光圏は2008年に施行された観光圏整備法に基づいて、観光客の来訪や長期滞在を促進する目的で、同庁が特定地域を認定するもの。これまで全国で30地域、道内では3地域が認定され、今回新たに15地域が加えられた。
18市町の関係機関は08年5月の同法施行後、意向確認や協議を重ねて、今年2月に整備推進協議会(会長・西尾正範函館市長)を発足させて整備計画を承認し、申請していた。
正式計画名は「はこだて観光圏 食は”函館・南北海道“に在り 今だけ、ここだけの旅三昧・食三昧」で、2014年度までの5カ年で実施する。観光客数を08年度比20%増の1302万人、平均宿泊数を同25%増の1・82日を目標に設定した。
内容には地元食材を使った新たな道南域の「ご当地料理」の開発や、圏域内の観光施設などで使える周遊型共通チケットの販売、公共交通機関を乗り放題とするパスの導入検討案などを盛り込んだ。
西尾市長は「道南地域18市町が一体となった地域の振興と発展に取り組む上で、意義深いこと。今回の認定を弾みとして、2015年に開業予定の北海道新幹線を見据えながら、満足度の高い広域観光地づくりを進めていきたい」とコメントしている。
提供 - 函館新聞社
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