体験農園施設「亀尾ふれあいの里」に初めて札幌の中学校が教育旅行
update 2010/4/28 12:42
函館市の体験農園施設「亀尾ふれあいの里」(米原町132)が初めて、市外学校の教育旅行の体験型プランに組み込まれた。5月23日に第1号として札幌市の平岡中学校の一行約170人が訪れ、田植えなどを体験する予定だ。国が推進する体験型学習のニーズに合致している施設だけに市農務課は「函館の新たな体験型の観光資源として定着し、リピーターの増加につながれば」と期待を寄せる。
同施設には以前から教育旅行での体験学習候補地として、旅行代理店などが視察に訪れていた。市街地から近いことや景観の良さが評価された。
今回は主に田植えを体験してもらい、土をいじる感覚を知ってもらうプログラムを用意するという。同施設指定管理者の「亀尾年輪の会」(田村冨作会長)は「これからこういった修学旅行生向けのプランも考えていきたい。まず今回受け入れてから検討を進めていきたい」と話す。市観光コンベンション部は「これから実績を積んで函館発の体験型プロフラムを発信できれば」とする。
国は2008年から実施する「子ども農村漁村交流プロジェクト」で、農村漁村での民泊などの体験型教育を推進している。市農務課は「今後需要が高まる可能性は高い。教育旅行の取り込みに向けて、プランなどを整備したい。函館が持つ都市近郊型農業の形に触れてもらえれるものを考えたい」とし、「施設の利用者増と、農家の新たな収入源の創出にもつながれば」と話している。
同施設は農村地域の活性化などを目的に08年に開設。約3・1ヘクタールの敷地内には体験農園や果樹園などを備える。昨年度の利用者数は延べ5853人。
提供 - 函館新聞社
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