ひやまの宝発掘本部を設置 桧山振興局

update 2010/4/28 12:41

 【江差】桧山振興局は25日、農水産物や加工食品の販路拡大や1次産業と商工業との連携を図る「ひやまの宝(たから)発掘本部」(本部長・高橋則克局長)を設置した。高橋局長は「管内には食品や商品を道内外に知ってほしいというはじけるような思いがある」とし、組織横断的な同本部の活動に期待を示した。

 同本部は本年度から、農林水産業や食品産業の現状把握、新たな製造業の展開につながる可能性調査、異業種交流の促進に向けた検討を進める。現状把握の結果をもとに、地場産品や技術のデータベース化、百貨店や通販業者などのバイヤー向けの商品カタログの整備に取り組むという。

 函館や札幌での物産フェア開催、集客力がある観光イベントでの地場産品の販売、食品開発や健康商品の開発など、新分野進出に取り組む建設業者などの支援も強化する。農水産物を生かした加工食品や料理の開発、地元飲食店での提供、管内の枠組みを超えた販売体制を整え、観光産業の後押しにもつなげる考えだ。

 同本部は、高橋局長が本部長、山田享副局長が副本部長を務め、地域振興、産業振興、保健環境の3部長、地域振興や産業関連課長で構成。農林水産業、建設業、商工業などの連携強化を担当部局が一丸となって取り組む。学校給食での地場産品の活用や食育に関する取り組みを通じて桧山教育局との連携も深める。

 初の本部員会議で、高橋局長は「計画策定など絵を描く時代は終わった。今は実際に行動に移すことが必要。振興局一体の取り組みを期待したい」と述べた。初会合で決定した本部の名称には「桧山は宝箱のような魅力が詰まった地域。貴重な宝物を発掘して地域活性化につなげたい」との願いを込めたという。

提供 - 函館新聞社




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