09年度函館市 公共工事77億円…前年度比大幅増
update 2010/4/25 10:30
函館市財務部は、2009年度の公共工事実績(調度課発注分)をまとめた。発注件数は447件で前年度比28件、6・7%増。金額は77億394万円で同26億8656億円、53・5%増となり、縄文文化交流センターなど大型工事の発注が増加に直結した形となった。受注金額1位は小泉建設(函館)の1億9162万円だった。
受注金額上位11社までが1億円以上で、トップ3はいずれも地元企業。同課によると、1位の小泉建設は縄文文化交流センターの新築主体工事を請け負った。2位の高橋組は市営住宅日吉3丁目団地8号棟の新築工事、3位の石井組は市住日乃出改良団地2号棟の耐震・外壁改修工事などを受注した。
このほか、5位の澤田建設が恵山コミュニティセンターの新築工事、7位の曲小小倉工務店が大澗・のばら統合保育園の新築工事、8位の松本組は東消防署戸井出張所庁舎の新築工事を請け負った。工事1件あたりの平均受注額は1723万円で、前年度から526万円増となった。
主要6工種の件数と金額は、土木が40件6億6680万円、建築が34件22億60万円、舗装が71件15億8320万円、電気が20件3億7780万円、管が23件6億4270万円、造園が19件3億4770万円で、総計207件、58億1880万円。
件数、金額はここ数年、厳しい経済状況を受けて減少が続いていたが、昨年度は相次ぐ大規模工事に加え、市が緊急経済対策として昨年度末に前倒し発注を行ったことや、市内中小企業を対象とした100万円規模の小規模工事などを実施したことで、ともに増加に転じている。
このほか、09年度の水道局発注工事は162件29億3276万円、交通局は14件1億5795万円で、函館市全部局の発注総額は623件、107億9467万円だった。
本年度の公共工事発注額は当初予算ベースで72億5300万円。大規模なものでは弥生小学校や東消防署本通出張所、市立障害児・者統合施設の建設が予定されている。
提供 - 函館新聞社
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