ジェラート店ミルキッシモ 五稜郭タワーと新千歳空港にあす2店同時オープン

update 2010/4/22 09:36

 金森赤レンガ倉庫内にあるジェラート店「ミルキッシモ」(函館市末広町14、水島由希店長)が23日、五稜郭タワー(同市五稜郭町43)と新千歳空港(千歳市)内に2店同時オープンする。今年夏には韓国・ソウルや香港など海外に進出する計画で、地元食材にこだわった函館のジェラートを各地へ発信する。

 同店は昨年9月に同倉庫ヒストリープラザ内にオープン。森町の駒ケ岳牛乳を主原料に、森産の有機カボチャや富良野産のハスカップなど、季節に応じて道南や道内産の野菜、果物をふんだんに取り入れたジェラートを常時18種類販売している。

 ジェラートはアイスクリームに比べて脂肪分や糖分が抑えられ、空気の含有量が少ないのが特徴。「後味がさっぱりとしていて、素材本来の味が出やすい」(水島店長)という。同店では函館市内の工場で素材を調合し、店頭の専用機械で製造している。

 新店舗は五稜郭タワー2階と新千歳空港国内線ターミナル3階にオープン。タワー店の売り場は約50平方メートルで、開店に合わせて五稜郭公園のサクラにちなんだ限定ジェラートもお目見えする。新千歳空港店は10月末までの期間限定で出店する。従業員約10人はそれぞれ現地採用した。

 価格は380―540円。水島店長(32)は「今年は箱館奉行所のオープンや新千歳空港国際線ターミナルビルの完成などこれまで以上に観光客の需要を多く見込める。函館で生まれたイタリア由来の本物のジェラートを多くの人に味わってもらいたい」と意気込んでいる。

提供 - 函館新聞社




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